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ベッドマットレス長持ちさせる使い方 

■ベッドのマットレスにも寿命があります。どんなに高額なベッドメーカーのマットレスでも遅かれ早かれ寿命と言うものがあります。理由と

pro201607231.jpgしてマットレスにはクッション性があるからです。

スプリングやクッションのへたりと言うのは避けられない特徴になります。特に長時間使用するマットレスにはいずれ寿命がやってきます。

寿命の目安となるのは、一般家庭にて通常の使用方法で約10年が目安と言われています。通常の使用方法と言うのは、マットレスの上で立ち上がったり、ジャンプしたり飛び込んだりなど、想定外の使用をしない使い方をして、と言う事です。利用時間の多いホテルなどは寿命が短いという事になります。

マットレスの寿命を短くしない為には、メーカーだけでなく、使用者側にもへたりを減らし寿命を短くしない方法があります。基本的なへたりを減らす方法になるのでぜひ覚えておいて下さい。

 

まずは、ジャンプしたり物を取る為にマットレスの上を利用しない事です。マットレスはジャンプ台ではありませんのでジャンプしたり、高いものを取る時にマットレスを利用して立ち上がると体重が一箇所に集中してしまう為、スプリングなどの寿命を縮める原因になります。

特に高いところのお掃除などにも利用したくなるのですが、出来る限り踏み台などをご利用いただきマットレスの上に立つような行動は避けて下さい。お子様の飛び跳ねにも注意が必要です。

 

そして、マットレスの上に敷くベッドパッド、ボックスシーツなど汗や湿気を減らすアイテムは必ずご使用ください。カバー類は衛生面でも有効なアイテムですので、清潔に保つ為にもカバー類は必要です。

                                           

■そして最も効果的なのがマットレスの設置方向を定期的に変えてスプリングのヘタリを極力少なくさせる方法です。マットレスの中身には、コイル式スプリング、連続式スプリング、低反発のみのクッションマットレス、ジェル素材のマットレス、高反発ウレタンフォームのみのマットレス、ラテックスマットレスなどありますが、どのマットレスでもある一部分に重圧がかかるのを極力防いだ方が、長持ちをさせることになります。

そこで、前述のようにマットレスの設置方向を変えてやると良いと言うことになりますが、人間の比重は、腰元付近の胴体が最も重圧がかかるので、まず頭方向と足方向を逆に置き換える → そのままの方向でひっくり返し裏面を表面として利用する → そのまま頭方向と足方向を逆さに設置する → そのままの方向のままひっくり返す → 最初に戻って同じローテーションを繰り返す。

理屈は、車のタイヤのローテーションと同じで、定期的に負荷をかかる部分を置き換えることで均一に近い状態で長持ちさせることができるのです。

但し、注意点があります・・

マットレスによっては片面の上に2㎝からものによっては8㎝程度の厚みがあるパッドのようなものが縫い込んでくっつけてあるものがあります。このタイプは、マットレスの上に更に寝心地を良くするために付けてある追加クッション材です。

これが片面に付いているものは、ひっくり返して裏面を使う場合、購入時に必ず確認をしたほうがいいと思います。各メーカーによって、裏面使用不可のものと裏面使用可能のものがあるからです。

この場合、裏面には追加クッション材の形状や内容が異なりますので、寝心地がかなり変わってしまいます。購入時に表面の寝心地を気に入って使ったものの、裏返してその感触が異なってしまうと違和感を抱くことになります。購入前に体感してみるのがオススメです。また、このタイプは裏返しをして使う想定していないメーカーもあるのでよく確認してから購入を決めてください。因みに、両面を使用できるものは前述の通り設置ローテンションを同じようにしていただくと有効です。

 

マットレスローテーションは、出来る限り1ヶ月から3ヶ月に一度、マットレスの頭部分と足部分を入れ替え、表面と裏面の変更を行うことです。

ご家庭では、毎月や決まった月など正確にローテーションされる必要はないかと思いますが、どうしても長く使用されると同じ場所に荷重がかかり、その場所からへたり易くなります。出来る限り定期的にローテーションしていただくことをおすすめします。

一人でやると重い事もありますが、2人で協力したり、お子様のお手伝いの一つにしたりなどで、マットレスのローテーションを行ってください。

たとえ10年保証だとしても、へたりが全くなく寝心地の良い状態が10年続く事を保証すると言う事ではありません。通常の使用方法でコイルの断線やマットレスの局部的なへたりなどの保証になります。

マットレスの寿命については一概にメーカーだけの責任とは言えませんので、アフターサービスや価格面だけでなく、ベッドは寝る為に使用すると言う事がマットレスの寿命を短くしないポイントとなります。

使用した時点からへたりは始まると言う事を覚えておきましょう。

 

■次は、高湿度から守ることです。

どんな家具もインテリアも高い湿度には弱いものです。いつまでも美しく清潔に使い続けたいものですね。湿度に弱いと言うのは、高湿度によってマットレスにカビが生え繊維を弱らせてしまう恐れがあるので、出来ればカビが発生しない環境を作ることでマットレスを長く清潔に使い続けることができるのです。また、スプリングの質によっては経年により錆が発生し「ギシギシ」と言うような音を発生するものもあります。そうなれば、寿命と言うことになりかねません。

 

では、どうすればいいか・・・

 

  • 湿度の低い日は、出来るだけ寝室の窓を開けて、部屋の風通しを良くしましょう。
  • 次に、マットレス自体を床板の上に図のように立てて空気の流れをつくりましょう。その際、頭の板部分からマットレスを少し離しておくのがベストです。
  • 床板の上にマットレスを立てることが出来ない場合には、図のように少し斜め方向にずらすだけでも

効果はある程度得られます。

<カビの発生しやすい部分・・・頭の板とマットレスがくっついている面。 マットレスの裏面と床板が接する面。>

  • マットレス自体に掃除機をかけ、できるだけホコリなどを除去しておく。寝室に洗濯物を干したりしないこと。湿度を一挙にあげてしまう事になり、カビ発生の原因となります。カビは、湿度80%前後から発生すると言われます。常に60%以内に保つことができれば理想です。

そのためには、湿度計でチェックしたり、梅雨にはエアコンを上手く利用したりして湿度をコントロールするような工夫が必要です。

  • 間違ってもマットレスを直接フロアーに置いたり、畳においたりしない事。早々にカビが発生してしまいます。

以上を心がけながらお使いいただけると長持ちするはずです。試してみてくださいね。

 

 

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