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置き家具扉調整の仕方

■置き家具と言ってもいろいろありますが、今回は両開き扉(観音扉)が付いている箱型家具(洋服タンス、ダイニングボード、サイドボード、飾り棚、収納棚など)で扉の蝶番が調節可能式ではなく、平蝶番(調整ネジが付いていない蝶番のこと)ののもで、扉が擦ったり、開かなかったり、隙間が上下に出てきていたりする場合の、調整修理方法をお話しいたします。

 

例えばダイニングボードの左右扉の合せ目上部のどちらかにスキマが発生している場合、扉自体が擦っていて開けにくいか、開けるときに音が発生しているかの症状がみられると思います。

そう言った場合は、早期に調整し修復しておかないと蝶番に異常に負担がかかってしまい最悪の場合、割れて扉ごと落下・・・ と言う危険な状況を招いてしまうことになります。

 

今回は、左右扉の合せ目上部の左扉上にスキマ2ミリ~5ミリ程度が発生した場合の修復方法を書いてみます。この隙間が発生するメカニズムは、マッチ箱を歪めたときに似ています。ダイニングボードも食器を入れて時間が経過すると重みが床面にかかり、均等に重圧が掛かればいいのですが中身の重量配分の差や床面に入り込んだ台枠の僅かなクボミが扉の隙間となって表れてきます。

これは、言い換えれば箱自体が微妙に歪んできている証なのです。

こういった場合は、まずスキマ分の厚みになるようベニヤ板のような硬い物を用意しましょう。そして、このベニヤ板をスキマのある方の反対の台枠の下に敷きます。そうすると、右下台枠が持ち上がり左扉上部の隙間が修正されます。隙間が埋まらない場合は、更にベニヤ板を重ねて敷いてください。

隙間が埋まり左右の扉の上部がフラットな状態になっていれば、調整成功です。

また、扉の上部の隙間が逆の方にあれば、先述した逆の方向で試みてください。意味は一緒なので簡単に修正できるはずです。

  修正が完了すれば、長持ちをさせる意味で蝶番自体に潤滑オイルを塗っておくことをオススメ致します。

  潤滑オイルスプレーであれば、垂れないように乾いた布でふき取っておいてください。

 

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