2026.06.25 thu
浅い?深い?座り心地で選ぶソファの正解とは

ソファを選ぶとき、多くの方がデザインやカラーを重視します。
しかし、実際に長く使っていくうえで重要になるのが「座り心地」です。
その座り心地を大きく左右する要素のひとつが、「座面の奥行」と「座面高」。
ソファには浅く座れるタイプもあれば、深く腰掛けられるタイプもあり、それぞれ快適に感じるシーンやライフスタイルが異なります。
「見た目は気に入ったのに、長時間座ると疲れる」「思ったよりくつろげなかった」そんな後悔を防ぐためにも、ソファは「座り方」から選ぶことが大切です。
今回は、浅いソファ・深いソファそれぞれの特徴や、座面高との関係について詳しくご紹介します。
「浅いソファ」と「深いソファ」の違いとは?
ソファの浅い・深いとは、主に「座面奥行」の違いを指します。
座面奥行とは、背もたれから座面の前端までの長さのこと。
一般的には50cm前後が標準とされ、それより短いと浅め、長いと深めの座り心地になります。
浅いソファは、腰掛けた際に膝が自然に曲がりやすく、姿勢を保ちやすいのが特徴です。
一方で深いソファは、身体を包み込むようなリラックス感があり、脚を伸ばしたり、あぐらをかいたりしながらくつろげます。
つまり、「正しい・間違い」があるわけではなく、どんな時間を過ごしたいかによって適した奥行が変わるのです。
浅いソファは「姿勢の良さ」が魅力
浅めのソファは、食事や会話、読書など起きた姿勢で過ごす時間が多い方に向いています。
座面奥行が浅いことで自然と背もたれに腰を当てやすく、深く沈み込みにくいため、長時間でも姿勢が崩れにくいのがメリットです。
立ち座りもしやすいため、小柄な方や高齢の方にも人気があります。
また、日本の住宅ではリビングスペースが限られるケースも多く、浅めのソファは圧迫感を抑えやすい点も魅力です。
通路スペースを確保しやすく、空間全体がすっきり見えます。
ダイニングとリビングを兼ねたLD空間では、浅めのソファのほうが生活動線になじみやすいことも少なくありません。
深いソファは「くつろぎ感」を重視したい方におすすめ
一方で、映画鑑賞や昼寝など、リラックスを重視するなら深めのソファが魅力です。
奥行にゆとりがあることで、身体を預けるように座ることができ、まるでベッドのようなくつろぎ感が得られます。
クッションを組み合わせれば、さらに自由な姿勢で過ごせるため、「家でゆっくり過ごす時間を大切にしたい」という方に特に人気があります。
最近はロータイプの深いソファも増えており、床に近い目線で空間を広く見せながら、ゆったりとしたリラックス空間を演出するのも良いでしょう。
ただし、奥行が深すぎると、小柄な方は背もたれに届きにくくなる場合があります。
そのような場合には、クッションを併用してみてください。
深浅以外にも座り心地を左右する「座面高」に注目
ソファ選びでは奥行だけでなく、「座面高」も重要なポイントです。
座面高とは、床から座面までの高さのこと。一般的には35〜42cm程度が主流ですが、この高さによって立ち座りのしやすさや、くつろぎ方が大きく変わります。
座面高が高めのソファは、立ち上がりやすく、ダイニングチェアに近い感覚で座れます。
姿勢を保ちやすいため、会話や作業がしやすいのも特徴です。
反対に、座面高が低いソファは脚を投げ出して座りやすく、リラックス感を得やすくなります。
空間を広く見せる効果もあり、開放感のあるインテリアをつくりやすい点も人気の理由です。
つまり、以下のような組み合わせになる傾向があります。
- 浅い+高め=姿勢重視
- 深い+低め=リラックス重視
家族構成によっても「正解」は変わる
ソファ選びは、使う人によっても適した仕様が変わります。
例えば、小さなお子様がいる家庭では、座面が低めのほうが安心です。
反対に、ご年配の方が使う場合は、立ち座りしやすい座面高のあるソファのほうが身体への負担を軽減できます。
また、家族でソファの使い方が異なる場合もあるでしょう。
「しっかり座りたい人」と「寝転びたい人」が同じ空間で使う場合には、カウチタイプやクッションで奥行を調整できるモデルも人気です。
最近では、背クッションを動かして奥行を変えられる可変式ソファも登場しており、ライフスタイルに合わせた柔軟な使い方ができるようになっています。
見た目だけで決めず、座って選ぶことが大切
ソファは毎日使う家具だからこそ、実際の座り心地を確認することが重要です。
同じサイズ表記でも、クッションの硬さや背もたれの角度によって印象は大きく変わります。
特に深いソファは、身長によって快適さが変わりやすいため、実際に座ってみることをおすすめします。
その際は、数秒腰掛けるだけでなく、
- 背もたれに身体を預ける
- 立ち上がってみる
- あぐらをかいてみる
- 普段の姿勢を試してみる
といった動作まで確認するようにしましょう。
自分の過ごし方に合ったソファ選びを
ソファに求めるものは人それぞれです。
家族との会話を楽しみたいのか。
映画を見ながらくつろぎたいのか。
それとも、仕事終わりにゆったり身体を休めたいのか。
浅いソファにも、深いソファにも、それぞれ異なる魅力があります。
大切なのは、「どちらが優れているか」ではなく、自分の暮らし方に合っているかどうかです。
座面高や奥行といった細かな違いに目を向けることで、ソファ選びはもっと快適で満足度の高いものになります。
ぜひ見た目だけでなく、どんな時間を過ごしたいかをイメージしながら、自分にぴったりの一台を見つけてみてください。
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また、別の記事では家具選びにおける「価値」とは何かについてご解説しています。
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